師・照屋政雄について

照屋政雄
照屋太鼓三線店・沖縄民謡唄者

1939年生まれ・読谷村出身

野村流古典音楽師範/琉球民謡登川流研究保存会理事

6歳で終戦を迎え、農作業をしながら三線作りの手伝いをはじめ三線職人の道へ。照屋林山、琉球古典音楽の人間国宝・島袋正雄に師事、また照屋林助、登川誠仁の元で芸を学び、「トゥルルンテン」「ちょんちょんキジムナー」などのヒット曲を生み出す。また映画「ホテル・ハイビスカス」(02年)、「南の島のフリムン」(09年)他、テレビドラマにも多数出演。現在も介護施設での演奏、ラジオパーソナリティ(オキラジ)として活躍中。


にいじゅんの先生は、唄者にもたくさんいらっしゃいます。
その中で琉球古典、民謡、漫談においては照屋政雄先生に学んでいます。

政雄先生は三線の製作者と民謡歌手・古典の師範、漫談家として幅広く活躍されています。政雄先生と僕は師弟関係の間柄であり、僕が沖縄に滞在している間は、朝から晩まで共に行動し、稽古に励んでいました。昭和初期から現在、そしてあの世(グソーぬ世)等、三線の音色にのせて話をされ、沖縄の文化や芸能、言葉の意味や風習等多くのことを教えて頂いています。

そのことから、民謡が生まれた時代背景や現在の世の中のあり方とは異なる点もふまえ、歌の意味や背景を学び、ノートに記録しています。

また実践稽古として、デイサービスセンターで、政雄先生と共演した時は、利用者の受け応えや反応を肌で感じることができました。

演奏後、僕は運転手をつとめ、助手席の政雄先生は三線をかき鳴らして歌われる。いわゆる反省会であり、僕の演奏について、たとえ失敗があっても、それをふまえて良かった点をさらに磨くようにと助言を受けたことがあります。

政雄先生は、「沖縄民謡や古典だけでなく、日本の童謡・民謡、世界各国の歌に触れて、様々な演者から学び得なさい」と話され、教えを受けています。そのことから様々なアーティストやミュージシャン、落語家との出逢いの中で学ぶべきことが多々あり、今の自分があると思っています。

「芸歴20周年記念インタビュー」より抜粋

歌三線奏者の心得10カ条

  1. 感情むき出しに怒らない事 
  2. いらいらしたり くよくよしたりしない事
  3. 心配事や悩み事は他人に語らず三線に語る事
  4. 他人の批判、誹謗、陰口、悪口言わない事
  5. 生活は貧しくても 心は豊かにもつ事
  6. いつでも、どこでも明るく、楽しく、他人を喜ばす事
  7. 天地万物を愛し、天地万物に感謝して生きる事
  8. 酒、タバコ、ばくちに染まらない事
  9. 過去のいやなことは忘れ今を楽しむ事
  10. 三線は三神だという事

心得よ

2011・7・13 照屋 政雄